東海道53次小田原・箱根・三島/美人画のあゆみ/国芳「緋鯉に藤」「萩に鮎」
江戸初期から近代までの美人画のあゆみをご覧いただけます。美人画の第一人者、喜多川歌麿の作品「切の娘」。黄つぶしの背景に緑の帯、朱の襦袢、そして紫の絞りの着物、この色彩は世界で唯一、当館所蔵のみの逸品です。
From the work of Kitagawa Utamaro, the leading artist of bijin-ga (portraits of beautiful women): “Kiri no Musume”. A green obi on a crushed yellow background, a red undergarment, and a purple tie-dyed kimono. This is the only colouring of its kind in the world, a gem of the museum’s collection.
浮世絵全盛期に活躍し、さまざまなジャンルに多彩な画を生み出した一勇斎国芳の短冊「緋鯉に藤」「萩に鮎」です。切断されずに二丁掛けで残っている、大変珍しい作品です。
Successful during the height of ukiyo-e, producing a wide diversity of pictures in a variety of genres: Ichiyusai Kuniyoshi. Two works, strips of fancy paper left uncut: Kuniyoshi’s “Higoi ni Fuji” and “Hagi ni Ayu”.
10月より1年間信濃毎日新聞紙面に、「うちわ絵の色いろ」をテーマに、
当館付属研究所上席研究員・実践女子大文学部教授 佐藤 悟氏による連載がはじまります。
掲載作品は、当館でも随時展示していきますので、どうぞ本物をご覧にお越しください。