江戸時代には官許の遊郭が吉原に置かれ、ここで働く遊女の姿は浮世絵美人画の主題として多く描かれました。本展覧会ではこうした作品を通して、遊女の日常や吉原で行われた年中行事などを紹介します。
吉原遊郭と同時代に展開した浮世絵において遊女は欠くことができない存在ですが、美人画として描かれた華やかな姿の一方で、吉原は遊女を売り買いすることで成り立っていた場所でもありました。こうした側面にも留意していただきながら、作品をご覧いただけましたら幸いです。
【会期】
2025年3月26日(水)~6月22日(日)
前期:3月26日~5月11日
後期:5月13日~6月22日
※作品は前期後期で全て入れ替えます。各期約70点を展示。
【主な展示作品】

(左)喜多川歌麿「通廓盛八景 夜の雨 丁子屋内 唐琴」(前期展示)
(右)渓斎英泉「扇屋内 花扇」(後期展示)

(左)菊川英山「青楼十二時 夜戌ノ刻 大もんじや内 行合」(前期展示)
(右)歌川国直「耳打ちする遊女」(後期展示)

(左)歌川国貞「全盛見立三福神」(後期展示)
(右)歌川国貞「北廓月の夜桜」(後期展示)
◆リピーター割引
本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります
大人:500円 学生:200円
※各種割引の併用はできません
※本展覧会のみ有効の割引です
◆ギャラリートーク
・4月19日(土)
・5月25日(日)
※いずれも14時から(30分程度)
※申込み不要・要展示チケット
【観覧料・開館情報】
〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料
※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員証ご提示の方の料金
※松本市歴史の里・半券持参の割引は2025年3月31日まで有効
〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
※5月5日(月・祝)、6日(火・祝)は開館、7日(水)が休館となります
木曽街道(中山道)の宿場風景を題材にした「木曽街道」シリーズを中心に、信州の名所旧跡を描いた浮世絵を展示します。信州の珍しい風景や物語の舞台となった場所は浮世絵にも取り上げられ、江戸に住む人々の間でも親しまれていました。後期展示では信州ゆかりの人物も併せてご紹介します。旅する気分で作品をお楽しみいただけましたら幸いです。
【会期】
前期:1月4日(土)~2月9日(日)
後期:2月11日(火・祝)~3月23日(日)
※前後期で作品を全点入れ替えます
【主な展示作品】

(左より)葛飾北斎「冨嶽三十六景 信州諏訪湖」(前期展示)
歌川広重「木曽海道六拾九次之内 軽井沢」(前期展示)

(左より)歌川国芳「川中嶋百勇将戦之内 勇将原隼人正」(前期展示)
葛飾北斎「諸国瀧廻り 木曽海道小野ノ瀑布」(後期展示)

(左より)歌川国芳「木曽街道六十九次之内 福島 浦島太郎」(後期展示)
歌川国貞(三代豊国)「木曽六十九駅 妻籠 鯉岩 法界坊」(後期展示)
【関連イベント】
ギャラリートーク
・1月18日(土)
・2月15日(土)
※いずれも14時から(30分程度)
※申込み不要・要展示チケット
【観覧料・開館情報】
〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料
※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金
〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
庶民の日常を描いた浮世絵からは、当時の食文化もうかがうことができます。江戸の庶民の間で1日3食の食事が習慣となり、また蕎麦や鮨をはじめとする食べ物が親しまれるなど、江戸時代は現代に通ずる食文化が発展した時代でもありました。
本展では飲食風景を描いた浮世絵を中心に、当時の人々が食べていた料理や菓子、銘茶・銘酒も併せて紹介します。浮世絵を通して江戸時代における豊かな食文化を感じていただけたら幸いです。
【会期】
前期:9月26日(木)~11月10日(日)
後期:11月12日(火)~12月22日(日)
※前期・後期で作品を全点入れ替えます
【主な展示作品】


(左)歌川国貞「当世六玉顔 調布の玉川」(後期展示)
(右)月岡芳年「風俗三十二相 むまそう 嘉永年間女郎之風俗」(前期展示)

(左)歌川国芳「新良万造 鮨」(後期展示)
(右)歌川国貞(三代豊国)「誂織当世島 金花糖」(前期展示)

歌川広重「東海道五拾三次之内 丸子 名物茶店」(前期展示)
【関連イベント】
ギャラリートーク
・10月19日(土)
・11月24日(日)
※いずれも14時から(30分程度)
※申込み不要・要展示チケット
【観覧料・開館情報】
〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料
※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金
〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

勇壮な武者に退治される妖怪たちや、強い恨みや心残りから幽霊となって現われた人々など、浮世絵木版画に描かれた妖怪や幽霊たちをご紹介します。
時に恐ろしく、時にユーモラスな描写で表現された妖怪や幽霊の姿をお楽しみください。
【会期】
前期:6月26日(水)~8月12日(月・祝)
後期:8月14日(水)~9月23日(月・祝)
※前期・後期で作品を全点入れ替えます

歌川国芳「相馬の古内裏」(後期展示)


左:月岡芳年「新形三十六怪撰 源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」(前期展示)
右:月岡芳年「新形三十六怪撰 おもゐつゝら」(後期展示)

左:歌川国芳「浅倉当吾亡霊」(前期展示)
右:艶丸「しんばんおばけづくし」(後期展示)
◆リピーター割引
本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります
大人:500円 学生:200円
※各種割引の併用はできません
※本展覧会のみ有効の割引です
◆ギャラリートーク
・7月28日(日)
・8月17日(土)
※いずれも14時から(30分程度)
※申込み不要・要展示チケット
【観覧料・開館情報】
〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料
※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金
〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
平安時代に成立した『源氏物語』は日本最古の長編小説として知られ、本年は大河ドラマで取り上げられるなど現在でも注目を集めています。とりわけ江戸時代は『源氏物語』の俗語化や翻案作品も刊行され、多くの人々に物語のイメージが普及した時代でもありました。
前期展示では江戸時代に制作された浮世絵木版画より、『源氏物語』が庶民の間で親しまれていた様子をご紹介します。
後期展示では尾形月耕「源氏五十四帖」を中心に明治期に制作された作品をご覧いただきます。
時代による描写や雰囲気の違いと共に、江戸・明治期に共有された古典イメージの一端をお楽しみいただけますと幸いです。
【会期】
前期:3月27日(水)~5月12日(日)
後期:5月14日(火)~6月23日(日)
※前期・後期で作品を全点入れ替えます
【主な展示作品】

(左)歌川国貞(三代豊国)、歌川広重「風流源氏 園の梅」(前期展示)
(右)歌川国貞「女教訓躾方 香聞」(前期展示)

(左)葛飾北斎「風流源氏うたがるた」(前期展示)
(右)月岡芳年「月百姿 石山月」(後期展示)

(左)尾形月耕「源氏五十四帖 二十一 朝顔」(後期展示)
(右)尾形月耕「源氏五十四帖 五十一 浮舟」(後期展示)
◆リピーター割引
本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります
大人:500円 学生:200円
※各種割引の併用はできません
※本展覧会のみ有効の割引です
◆ギャラリートーク
・4月28日(日)
・5月18日(土)
※いずれも14時から(30分程度)
※申込み不要・要展示チケット
【観覧料・開館情報】
〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料
※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金
〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)