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平安時代に成立した『源氏物語』は日本最古の長編小説として知られ、本年は大河ドラマで取り上げられるなど現在でも注目を集めています。とりわけ江戸時代は『源氏物語』の俗語化や翻案作品も刊行され、多くの人々に物語のイメージが普及した時代でもありました。

前期展示では江戸時代に制作された浮世絵木版画より、『源氏物語』が庶民の間で親しまれていた様子をご紹介します。

後期展示では尾形月耕「源氏五十四帖」を中心に明治期に制作された作品をご覧いただきます。

時代による描写や雰囲気の違いと共に、江戸・明治期に共有された古典イメージの一端をお楽しみいただけますと幸いです。

 

【会期】

前期:3月27日(水)~5月12日(日)

後期:5月14日(火)~6月23日(日)

※前期・後期で作品を全点入れ替えます

 

【主な展示作品】

 

 

 

 

 

(左)歌川国貞(三代豊国)、歌川広重「風流源氏 園の梅」(前期展示)

(右)歌川国貞「女教訓躾方 香聞」(前期展示)

 

 

 

 

 

 

 

 

(左)葛飾北斎「風流源氏うたがるた」(前期展示)

(右)月岡芳年「月百姿 石山月」(後期展示)

 

 

 

 

 

 

 

 

(左)尾形月耕「源氏五十四帖 二十一 朝顔」(後期展示)

(右)尾形月耕「源氏五十四帖 五十一 浮舟」(後期展示)

 

 

◆リピーター割引

本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります

大人:500円 学生:200円

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

◆ギャラリートーク

・4月28日(日)

・5月18日(土)

※いずれも14時から(30分程度)

※申込み不要・要展示チケット

 

【観覧料・開館情報】

〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料

※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金

〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)

〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

本展では手触りや音といった「触覚」「聴覚」への刺激をイメージさせる作品を展示します。

前期展示では「触れる」をテーマに、母子図に代表される親子のふれあいや園芸ブームなどを通してみる自然とのふれあいを描いた作品を中心に展示します。

後期展示では「聴く」をテーマに賑やかな楽器の音や季節の音など、聞こえてくる音に注目して作品をご紹介します。

肌に触れる感覚、耳に入る音などを思い浮かべながら作品をお楽しみいただけますと幸いです。

 

 

会期:2024年1/4~3/24

【前期・触れる編】1/4(木)~2/12(月・祝)

【後期・聴く編】2/14(水)~3/24(日)

※作品は前期・後期で全点入れ替えます

 

前期・触れる編

母子や姉妹、恋人など親しい人とのふれあいを描いた作品や、動物や自然にふれる姿などを紹介します。また、触れることで汚れを落とす「水」にも注目し、日々の手洗いや入浴のみならず、水垢離や滝行のように祓い清める側面についても取り上げます。触れることで関係を育み、また一方では祓うという二面性がうかがえる作品を展示します。

 

 

 

 

 

 

 

〈左〉喜多川歌麿「逢身八契 お染久松の夕妾」、〈右〉歌川国芳「山海愛度図会 乳が呑たい 三河生海鼠」

 

 

 

 

 

 

 

 

〈左〉月岡芳年「風俗三十二相 かいたさう 嘉永年間おかみさんの風俗」

〈右〉歌川国芳「六様性国芳自慢 先負 文覚上人」

 

後期・聴く編

聞こえてくる「音」を想像して楽しむ作品をご紹介します。賑やかな楽器の音や町の音などを取り上げます。

 

 

 

 

 

 

 

〈左〉渓斎英泉「浮世風俗美人競 芸者」

〈右〉歌川広重「東都名所二丁町芝居ノ図」

 

 

 

 

月岡芳年「藤原保昌月下弄笛図」

 

 

◆リピーター割引

本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります

大人:500円 学生:200円

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

◆ギャラリートーク

1月14日(日)/2月17日(土)

※いずれも14時から(30分程度)

※申込み不要・要展示チケット

 

【観覧料・開館情報】

〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料

※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金

〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)

〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

 

2023年9月28日~12月24日

日々のよそおい

髪を整え化粧をし、似合う着物を選ぶ。身分制度が厳しかった江戸時代においても、その制度の中で自身がより美しくみえるように工夫し装う姿は浮世絵に多く描かれています。

この展覧会では化粧、結髪、着物、身の回りの小物をもとに、女性たちの装いへのこだわりや日々の習慣、移ろいゆく流行などもあわせてご紹介します。

 

会期:9月28日(木)~12月24日(日)

〈前期〉9月28日~11月12日

〈後期〉11月14日~12月24日

※前期・後期で作品を全点入れ替えます

 

【主な展示作品】

 

 

 

 

 

(左図)歌川国貞「今風化粧鏡(眉毛抜き)」(後期展示)

(右図)渓斎英泉「浮世四十八手 身仕舞の手」(後期展示)

 

 

 

 

 

 

 

(左図)渓斎英泉「美艶仙女香 白粉を刷く美人」(前期展示)

(右図)月岡芳年「風俗三十二相 じれつたさう 嘉永年間鳶妻之風俗」(後期展示)

 

 

 

 

 

 

 

(左図)歌川国芳「婦人手わざ鏡 染物」(後期展示)

(右図)渓斎英泉「美人東海道 白須賀」(前期展示)

 

 

◆リピーター割引

本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります

大人:500円 学生:200円

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

◆ギャラリートーク

10月22日(日)/11月18日(土)

※いずれも14時から(30分程度)

※申込み不要・要展示チケット

 

【観覧料・開館情報】

〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料

※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金

〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)

〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

 

浮世絵に描かれた生き物たちを「いつでも一緒」という視点で3つの章にわけて紹介します。

第1章では、江戸時代においても人々に親しまれた猫や犬をはじめとする愛玩動物たち。続く第2章では、物語の世界を描いた武者絵や、擬人化された動物たちが活躍する戯画。とりわけ武者絵は物語のイメージを豊かに広げ、そこに登場する生き物たちを躍動感溢れる筆致で描いています。そして第3章では、着物の図柄に取り入れられた生き物のモチーフを紹介します。

愛らしくて離れられない、想像力を膨らませてイメージの中で、図柄として身にまとうことで「いつでも一緒」。人々の傍にいた生き物たちが集合します。

【会期】

前期:6/28(水)~8/13(日)

後期:8/15(火)~9/24(日)

※前期・後期で作品を全点入れ替えます

 

【主な展示作品】

 

 

 

 

 

 

 

 

(左から)歌川国貞「風流調子婦絵 かん」(前期展示)

月岡芳年「風俗三十二相 うるささう 寛政年間処女之風俗」(後期展示)

歌川国芳「碓井又五郎飛騨山中ニ打大猿ヲ」(前期展示)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(左から)歌川国芳「天竺徳兵衛」(後期展示)

歌川豊国「蟹の介科」(前期展示)

歌川国芳「通俗水滸伝豪傑百八人之一個 操刀鬼曹正」(前期展示)

 

 

 

 

 

 

歌川国貞「神無月はつ雪のそうか」(後期展示)

 

【関連イベント】

◆摺りの実演と体験

8/11(金・祝),12(土),13(日)

11時~/14時~

講師:匠木版画工房 朝香元晴氏

※事前申込み不要

※摺りの体験:参加費500円

 

◆リピーター割引

本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります

大人:500円 学生:200円

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

◆浴衣割引

浴衣を着てのご来館で観覧料を100円引きさせていただきます。

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

◆ギャラリートーク

7月15日(土)/8月27日(日)

※いずれも14時から(30分程度)

※申込み不要・要展示チケット

 

【観覧料・開館情報】

〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料

※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金

〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)

〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

 

 

 

現在でも東京観光の定番である浅草寺をはじめ、両国や日本橋といった江戸の名所は浮世絵に数多く描かれています。併せて、江戸時代には日本各地の景勝地や名物も版画や版本を通して普及し、寺社参詣を名目とした旅行も盛んに行われました。本展覧会では浮世絵木版画に描かれた江戸名所並びに地方の名所をご紹介します。各地を旅する気分で作品をお楽しみください。

 

【展示会期】

前期:3月29日(水)~5月14日(日)

後期:5月16日(火)~6月25日(日)

※前期・後期で作品を全点入れ替えます

 

【主な展示作品】

 

 

 

 

 

葛飾北斎「新板浮絵日本橋肴市繫昌之図」(後期展示)

 

 

 

 

 

 

 

左:歌川広重「江都名所 両国橋納涼」(前期展示)

右:歌川広重「江戸名所之内 御殿山之花盛」(前期展示)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左:歌川広重「六十余州名所図会 阿波 鳴門の風波」(後期展示)

右:二代歌川広重「諸国名所百景 薩州枕崎海門ヶ嶽寿星踊」(後期展示)

 

【関連イベント】

◆開館記念日・限定公開

4月28日の開館記念日に際して、葛飾北斎「冨嶽三十六景 凱風快晴」を3日間限定で公開します。

公開日:4月28日(金)、29日(土)、30日(日)

 

 

 

 

 

 

◆ギャラリートーク

4月30日(日)/5月6日(土)/6月17日(土)

※いずれも14時から(30分程度)

※申込み不要・要展示チケット

 

◆リピーター割引

本展覧会のチケットをご提示で、2回目以降の入館料が半額になります

大人:500円 学生:200円

※各種割引の併用はできません

※本展覧会のみ有効の割引です

 

【観覧料・開館情報】

〇観覧料:一般1,000(900)円、中学・高校・大学生500(400)円、小学生以下無料

※( )内は20名以上の団体・60歳以上の方・障がい者手帳をご持参の方・JAF会員・松本市歴史の里半券持参の料金

〇開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)

〇休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

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