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未来への遺産 ~浮世絵に凝縮された日本文化の粋~

 浮世絵には日本人の叡智の結晶である古典が様々な形で凝縮され、表現されています。そこに描かれた様々な事象は、未来に向けた知的財産ともいえます。

 日本浮世絵博物館は、日本最大の浮世絵博物館として、師宣、政信、春信、春章、文調、清長、写楽、歌麿など多岐にわたる所蔵品で知られています。中でも19世紀の浮世絵に関しては世界最大の規模を誇り、北斎、英山、英泉、国貞、広重、国芳、芳年の優品が注目されています。また、普段は公開されていませんが、肉筆の作品も多く所蔵し、高い評価を得ています。

 当館では、これらの浮世絵師それぞれについての単独展示を行うことも可能ですし、また画題、すなわち浮世絵に描かれたテーマについて、時代を超えた縦断的な展示を行うこともできます。特に19世紀版画については多くの作品を複数枚所蔵し、一つの作品で初摺から後摺まで、浮世絵の様々な摺の段階を所蔵品だけで示すことができます。まさに、日本の出版文化についての理解を深めるために不可欠のコレクションであるといえます。

 

浮世絵01

浮世絵02

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